岐阜・大垣で住宅全焼 灯油にガソリン混入か 石油ファンヒーターから出火
岐阜で住宅全焼 灯油にガソリン混入か ヒーターから出火

岐阜県大垣市で住宅全焼 灯油へのガソリン混入が原因か

岐阜県大垣市において、木造2階建て住宅が全焼する深刻な火災が発生した。消防当局への取材により、火元とみられる石油ファンヒーター内の灯油からガソリンが検出されたことが明らかになった。この事態を受け、地元消防は緊急の注意喚起を開始している。

ガソリンスタンドで販売された灯油に問題の可能性

火災が発生した住宅の住民は、同市内のガソリンスタンド「キグナス石油西濃」で灯油を購入していた。消防の調査によれば、1月29日から2月13日までの期間に販売された灯油に、ガソリンが混入していた疑いが強まっている。この問題を受け、同ガソリンスタンドは2月15日午後3時半頃から営業を自粛している。

消防関係者は、「ストーブが異常をきたした」といった複数の苦情が寄せられており、いずれも該当するガソリンスタンドから灯油を購入した事例であったと説明。現在、岐阜県警と大垣消防組合が共同で、出火原因およびガソリン混入の経緯について詳細な調査を進めている

火災の経緯と住民の証言

火災は大垣市赤坂町で発生し、幸いにもけが人は報告されていない。県警の聞き取りによると、住人は「ファンヒーターに給油して点火した直後、ヒーターから突然火の手が上がった」と証言している。消防当局が残存していた灯油を分析した結果、明確にガソリンの反応が確認されたという。

また、別の住民である66歳の女性は、「購入した灯油をストーブに使用したところ、家族からガソリンのような異臭がすると指摘された」と語り、早い段階で不審な点に気づいていたことを明かした。

過去にも同様の注意喚起が実施

今回の事案に関連し、過去にはヘリコプターを使用した「使用中止」の呼びかけが行われた事例も存在する。灯油とガソリンの取り扱いにおけるリスクは以前から指摘されており、今回の火災はその危険性を改めて浮き彫りにした形だ。

消防当局は、該当するガソリンスタンドで購入した灯油の使用を直ちに中止し、専門家の点検を受けるよう強く呼びかけている。今後の調査結果次第では、販売事業者に対する法的な対応も検討される見込みである。