「白バス」全公立学校に利用禁止を通知 磐越道事故受け 茨城県教委
福島県郡山市の磐越自動車道で発生したマイクロバス事故を受け、茨城県教育委員会が2026年5月11日付で、県内の約770ある公立学校に対し、有償送迎を無許可で行う「白バス」の利用を禁止するよう促す通知を出したことが明らかになった。この事故では、新潟市の北越高校男子ソフトテニス部の部員1人が死亡している。
事故の背景と「白バス」問題
事故を起こしたバスは、旅客運送用の「緑ナンバー」ではなく、自家用車と同じ「白ナンバー」のレンタカーだった。このような車両を有償で運行することは法律違反に当たる可能性が高く、県教委は通知の中で「法律違反を助長し、重大な事故につながる危険性が高い。信用を失墜させる行為だ」と指摘している。
県教委は2004年にも同様の通知を出しており、当時は県内の中学校の学校行事で無許可バスが利用され、レンタカー会社が書類送検された事例があった。今回の通知は、過去の事例を踏まえ、改めて注意喚起を徹底する狙いがある。
今後の対応と課題
県教委は各学校に対し、遠征や部活動の移動などでバスを手配する際、必ず許可を得た事業者を利用するよう求めている。また、保護者による自家用車での送迎についても、無償であってもリスクが伴うため、注意を促す方針だ。
この事故を機に、全国的に「白バス」問題が再燃しており、文部科学省も各教育委員会に対し、適切なバス利用の徹底を要請する方針を示している。



