東京ドーム遊具事故、管理会社が事故調査委設置 点検作業で女性死亡
東京ドーム遊具事故、管理会社が事故調査委設置

東京ドームシティ(東京都文京区後楽1丁目)で遊具の点検作業中だった女性従業員(24)が、急降下した座席部分に挟まれ死亡した事故で、施設を管理する東京ドームは4月30日、事故調査委員会を設置したと発表した。設置は27日付。

調査委員会の構成と目的

同社によると、遊園地設計の専門家や弁護士のほか、同社の斉藤裕・代表取締役社長ら計6人が、事故原因の究明や再発防止策の策定にあたる。委員長は早稲田大学理工学術院の小松原明哲教授(安全人間工学)が務める。調査対象や結果の公表時期は未定という。

事故の概要

事故は21日午前11時50分ごろに発生した。事故が起きた遊具は「フライングバルーン」で、柱を中心として円形に座席が並び、座席が上下などに動くものだった。同社によると、遊具はイタリア製で、2024年12月に設置され、稼働していた。

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警視庁によると、当時は座席部分を最上部に固定した状態で、月に一度の定期点検が行われていた。女性従業員が支柱の根元付近に置いた高さ約3.5メートルの脚立にまたがり、機器に付着したホコリを取り除くメンテナンス作業をしていたところ、固定していたはずの座席部分(重さ約1.7トン)が突然落下。女性従業員は支柱と座席部分の間の約15センチの隙間に挟まれた。女性は約5時間後に救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

警視庁の捜査

警視庁は22日、業務上過失致死容疑で現場検証を実施。遊具の座席部分を上下に動かす油圧を調整する弁から、油が漏れていた痕跡があった。事故以前に、遊具の動きが鈍くなることがあり、女性はこの日、定期点検の項目にはない、弁付近を掃除する予定だったとの情報もある。警視庁は、油が漏れたことで装置内の油圧が変化し、座席部分の降下につながった可能性の有無についても捜査している。

営業状況

事故を受けて、東京ドームシティ内の遊具がある「アトラクションズ」エリアは営業休止が続いている。同社によると、営業再開のめどは立っていない。

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