鳥取県倉吉市は11日、倉吉市と鳥取市を経由して東京と結ぶ高速夜行バスが、秋にも定期運行を再開する見通しになったと発表した。コロナ禍で2021年3月に廃止されて以来、約5年半ぶりの復活となる。
復活の背景
倉吉市を舞台にした映画「遥かな町へ」の全国公開や、「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)」の開催などにより、首都圏からの誘客が見込まれることから、市がJRバス中国(本社・広島市)に運行を要望していた。同社は5月に「前向きに検討する」と文書で回答していた。
運行計画の詳細
JRバス中国は現在、島根県出雲市と東京を結び、松江市や米子市を経由する高速夜行バス(2階建て、39席)を1日1往復運行しており、運賃は片道5500円~2万円(大人1人あたり)。倉吉市は今年4月、このバスを倉吉市と鳥取市にも経由するよう要望していた。
県内の他のバス会社にも打診したが、運転手不足を理由に難しいとの回答だったという。
目標と設備投資
倉吉市は、映画公開とぼうさいこくたいが行われる10月までの運行開始を目標としている。JR倉吉駅北口の市有地にバス停や待合所を整備する費用約670万円を一般会計補正予算案に盛り込み、15日開会の市議会6月定例会に提案する。
広田一恭市長は「若い人に低価格で利用してもらえる」と期待を寄せた。



