東京電力は11日、福島第1原発で10日に処理水の移送工程で異常を知らせる警報が作動し、自動停止していた処理水の海洋放出を再開した。警報の原因と想定されるタンクの出口の弁を予備品に交換した。東電によると、弁自体は壊れていなかった。制御系の何らかの不具合で、弁の開閉状態を検出できなくなったことが自動停止の原因とみられ、引き続き原因調査を進めている。
タンクでは、放出前に処理水の放射性物質濃度を測定し、基準値以下であることを確認している。処理水は海水で希釈された上で放出される。当該の弁は昨年9月の点検では異常は確認されていなかった。
警報は10日午後4時15分ごろ作動。弁の交換作業を終え、11日午後4時10分に処理水の放出を再開した。東電は今後も安全を最優先に運転を継続する方針だ。



