日本中央バス(前橋市)は10日、前橋市から委託されているバス路線において、60歳代の男性社員がアルコール検査を実施しないままバスを運転し、その後の検査で基準値を超えるアルコールが検出されたと発表した。
事故の経緯
発表によると、男性社員は5月18日朝、出勤した市内の営業所で、車両点検のために鍵を受け取った後、本来実施すべき乗務前の点呼とアルコール検査を行わずに営業所を出発した。川曲線の新前橋駅と群馬医療福祉大学前間を1往復運行した後、午前8時前に呼気検査を実施したところ、道路交通法違反(酒気帯び運転)の基準値である呼気1リットル当たり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出された。
被害と対応
男性が運行したバスの乗客13人にけがはなく、乗務員を交代して運行は継続された。男性は同日付で退職し、翌日からは再発防止策として、アルコール検査後に車両の鍵を渡す運用に変更された。
市の見解と今後の対応
前橋市は「公共交通の安全に対する信頼を損なう極めて重大な問題だ」とコメントしており、9日に開始された関東運輸局群馬運輸支局の監査結果を踏まえて対応を検討する。市は川曲線を含む6路線の運行を同社に委託している。



