山口県立総合医療センター建て替え、開院を2年延期し2032年度末に
山口県立総合医療センター建て替え、開院延期

山口県は9日、老朽化に伴う建て替えが計画されている県立総合医療センター(防府市)について、開院目標を2年延期し、2032年度末にすると発表した。設計変更などが理由で、病床数も60床減らして452床とする。

病床数削減の背景

県によると、国の新しい調査に基づき、入院患者数はピーク時で年間延べ14万3550人と推計。新型コロナウイルス感染拡大時より2割減少すると見込み、病床数を削減した。これに伴う設計変更や、建設業界の働き方改革による工事長期化を踏まえ、従来の2030年度から開院目標を変更した。

総事業費の見直し

総事業費は750億円を見込んでいたが、資材費など建設コストが高騰しているため、年内をめどに改めて積算する。病床数見直しによる規模縮小も反映させる。県は開院6年目での黒字化を基本計画に盛り込んでいたが、病床数や総事業費の変更により、見通しは不透明となった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

病院の役割と機能強化

同病院は、危険性の高い感染症を治療できる県内唯一の「第1種感染症指定医療機関」で、コロナ感染拡大時には多くの患者を受け入れた。建て替えでは病室をすべて個室にし、手術室も増やして、感染症や災害への対応力を高める計画だ。

村岡知事は9日の定例記者会見で、「できるだけコストを抑えながら、必要な機能を守っていく」と説明した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ