台風6号は2日、鹿児島県内に最も接近し、各地で強い雨や風に見舞われた。鹿児島市などには「警戒レベル4避難指示」が発令され、交通機関の乱れや停電など生活に広範な影響が生じている。
記録的な大雨と強風
気象庁の観測によると、2日午後3時10分までの24時間降水量は、肝付町の肝付前田で229.5ミリに達した。また、最大瞬間風速は瀬戸内町古仁屋で34.4メートル、西之表市種子島で32メートルを記録するなど、暴風が吹き荒れた。
停電や交通障害
九州電力などによると、1日夕方から離島を中心に停電が発生し、2日午後8時現在、県内約1万4000戸で電気が使えない状態が続いている。
交通面では、県本土と種子島・屋久島を結ぶ高速船「トッピー」「ロケット」は2日全便が欠航。3日も始発便を欠航し、以降の運航は状況を見て判断する。一方、鴨池・垂水フェリーと桜島フェリーは2日欠航したが、3日には再開予定。航空便でも、3日は鹿児島空港発着の少なくとも26便が欠航する見通しだ。
鉄道も終日運休
JR九州は2日、鹿児島線や日豊線など県内の全在来線を始発から運休とした。鹿児島中央駅では在来線改札口に運休を知らせる貼り紙が掲示され、駅ビル「アミュプラザ鹿児島」も臨時休業となった。
通勤で電車を利用しているという鹿児島市の会社員男性(37)は「運休は知っていたが、確認に来た。動かないようなので仕方がない」と話し、やむを得ない様子だった。



