千葉県内で、中東情勢の影響を受けて石油製品のナフサを原料とする自治体指定のごみ袋が品薄状態となっている。消費者の買いだめも一因とみられ、品薄が判明した市では臨時的に指定以外の袋でのごみ出しを認める対応を取っている。
船橋市と鎌ケ谷市が臨時措置
船橋市と鎌ケ谷市は、透明または半透明の袋の使用を可能にする臨時措置を実施すると発表した。船橋市は5月27日から、鎌ケ谷市は5月28日から開始し、期間は両市とも6月30日までとなっている。
船橋市では、今週に入って市指定ごみ袋の品切れ店舗が増加していることを確認。ネット販売では通常の5倍以上の価格で販売されている例もあるという。このため同市は45リットル以内の袋でのごみ出しを認めることとした。
鎌ケ谷市では、中身が見える15~45リットル程度のプラスチック製またはビニール製袋の使用を許可。マジックで袋の表裏に、燃やすごみの場合は〇印の中に「も」の文字を、プラスチック製容器包装類は「プ」と記載するよう求めている。両市とも状況により実施期間を延長する可能性がある。
柏市と流山市も同様の措置
柏市と流山市も、臨時措置として指定ごみ袋以外でのごみ出しを受け入れる。柏市は5月26日、流山市は5月27日から開始し、いずれも6月30日まで継続する。
柏市廃棄物政策課によると、事業者は例年並みに指定袋を製造しているが、5月18日から1週間ほどで市民から「近くでごみ袋が売っていない」などの苦情が約40件寄せられたという。事業者に急遽増産を依頼するのは難しいことから、高齢者や自家用車のない市民の不安を解消するため、今回の措置に踏み切った。
流山市クリーンセンターによると、ゴールデンウイーク明けに事業者や小売店から在庫切れを危惧する声や品薄を訴える声が寄せられるようになった。人口密集地域での不足が目立つという。
両市とも、可燃ごみと容器包装プラスチック類の市指定ごみ袋の代わりに、透明または半透明の袋でもごみを出せる。収集員に分かるよう袋に「可燃」「プラ」などと記載する必要がある。
市原市は対象拡大
市原市は4月末に指定袋以外で「燃やすごみ」を出せるようにしたが、6月30日まで延長する。さらに、「燃やさないごみ」も指定袋以外で同日まで出せるように対象を拡大した。袋は中身が見える透明または半透明であることが条件となる。



