29日午前9時ごろ、東京都内で震度5弱の地震が発生した。気象庁によると、震源地は東京湾(北緯35.5度、東経139.8度)で、震源の深さは約40キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定される。この地震による津波の心配はないという。
各地の震度
震度5弱を観測したのは東京都千代田区、中央区、港区、新宿区など都心部を中心に広範囲に及んだ。震度4を神奈川県横浜市、川崎市、埼玉県さいたま市、千葉県千葉市などで観測。関東地方の広い範囲で揺れを感じた。
交通機関への影響
この地震の影響で、JR東日本は山手線、京浜東北線、中央線などの在来線を一時運転見合わせ。点検の結果、安全が確認された路線から順次運転を再開したが、一部で遅れが生じている。東京メトロも全線で一時運転を見合わせ、午前10時までにほぼ平常運転に戻った。また、東海道新幹線も一時減速運転を行ったが、大きな影響は出ていない。
航空各社によると、羽田空港では滑走路を一時閉鎖し、離着陸を見合わせた。その後、点検を終え、通常運航に戻っている。
ライフラインへの影響
東京電力によると、都内の一部で約500戸が一時停電したが、午前10時までにすべて復旧した。ガスや水道に大きな影響は出ていない。また、エレベーターの閉じ込め事故が数件報告されているが、消防が対応中で、けが人の情報は入っていない。
気象庁の呼びかけ
気象庁は、今回の地震は昨年10月以来、東京で震度5弱以上を観測した地震であり、今後1週間程度は同程度の地震に注意するよう呼びかけている。特に、地震発生から2~3日は大規模な余震が発生する可能性があるとして、備えを促している。
政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、被害情報の収集にあたっている。現時点で大きな被害は報告されていないが、引き続き警戒が必要としている。



