福島市街地でクマが4人襲撃、防犯カメラが捉えた驚愕の瞬間
福島市街地でクマ襲撃、4人負傷 防犯カメラが捉える

福島製鋼の敷地内に設置された防犯カメラには、従業員を襲うクマの姿が鮮明に映し出されていた。2日午前、福島市で撮影されたこの映像は、同社提供によるものである。

早朝の市街地で4人が襲われる

2日早朝、これまで目撃情報がほとんどなかった福島市西部の市街地で、4人の市民がクマに相次いで襲われる事件が発生した。現場には複数の救急車が緊急出動し、周辺では警察や市職員が住民に対して屋内退避を呼びかけるなど、一時騒然とした雰囲気に包まれた。「こんな場所にクマが出るなんて…」と、工場の従業員や近隣住民は驚きと恐怖を隠せなかった。

防犯カメラが捉えた襲撃の瞬間

福島製鋼の敷地内に設置された防犯カメラには、正門付近で20代の男性従業員がクマに襲われる様子が克明に記録されていた。夜勤を終えた男性が帰宅しようと正門付近を歩いていたところ、クマが猛スピードで同社の敷地内に侵入。逃げる男性を約10秒にわたって執拗に追いかけ回した後、背後から飛びかかり、地面に引き倒した。

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同社によると、クマはその後、正門近くの事務棟の自動ドアのガラスを突き破って建物内に侵入。さらに再び屋外に出ると、50~60メートル離れた場所まで移動し、敷地内を歩いていた60代の男性従業員に襲いかかったという。

200人近くの従業員がいた時間帯

クマが敷地内に侵入した午前6時半ごろは、昼勤務と夜勤務の交代時間帯であり、敷地内には200人弱の従業員が勤務していた。同社は安全面を考慮し、2日午前8時からの稼働を停止し、同日午後8時に稼働を再開した。

従業員が語る恐怖の体験

「でかいクマが自分のほうに向かって猛ダッシュで追いかけてきて、襲おうとしてきた」。福島製鋼の敷地内でクマに追いかけられ、建物内に避難して無事だった同社の35歳の男性従業員は、2日、福島民友新聞社の取材に当時の緊迫した状況を語った。

男性は午前6時半ごろ、夜勤を終えて帰宅しようとしたところ、「20代男性従業員がクマに襲われた」と同僚から電話を受けた。「本当にクマがいるのか」と半信半疑だったが、様子を見に行こうと建物から出ると、屋外でクマと鉢合わせた。男性と周囲にいた従業員4人はクマに追いかけられながらも10~20メートル走って逃げ、近くの建物に避難。幸いけがはなかった。男性は「初めての経験でとても焦った。怖かった」と声を震わせながら振り返った。

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