富岡海水浴場、約25年ぶりに今夏再開へ 町が予算案提出
富岡海水浴場、約25年ぶりに今夏再開へ

福島県富岡町の富岡海水浴場が、今夏に約25年ぶりに再開する見通しであることが、10日、町への取材で明らかになった。漁港工事のため2002~03年ごろに海開きが休止され、再開しないまま東日本大震災が発生した経緯がある。再開は実に約四半世紀ぶりとなる。町は関連予算約900万円を、16日開会の6月議会に提出する方針だ。

かつては海水浴客やサーファーでにぎわった海岸

富岡海水浴場は富岡漁港の南に位置し、かつては多くの海水浴客やサーファーでにぎわいを見せていた。2005年にはアカウミガメの産卵が確認され、太平洋側の北限として話題を集めた。漁港の工事終了後には再開の動きもあったが、震災と東京電力福島第1原発事故により、再開できない状況が長く続いてきた。

避難指示解除後の再開検討と準備

町は、町内の大部分で避難指示が解除された2017年以降、再開を検討してきた。関係機関との調整が進み、監視体制など海水浴客受け入れの準備がようやく整った。昨年までの水質や海水の放射性物質検査でも問題は確認されておらず、安全面での懸念は解消されている。

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海開きの期間と期待される効果

海開きの期間は7月18日から8月のお盆ごろまでを予定している。町幹部は「海水浴場再開で観光客や来訪者の増加につながれば。町内を周遊する人の流れが生まれることも期待している」と語り、地域活性化への寄与に期待を寄せている。

双葉郡の海水浴場の状況

双葉郡の海水浴場を巡っては、岩沢(楢葉町)が2022年に海水浴場を再開。原発事故の影響で閉鎖が続いていた請戸(浪江町)は今夏に16年ぶりの海開きを予定している。一方、双葉(双葉町)と熊川(大熊町)の海水浴場は再開のめどが立っていない。

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