福島県喜多方市において、2024年3月末現在で確認された空き家の総数は1828件に達したことが、6月9日の市議会で明らかになった。このうち、倒壊や部材の飛散する危険性が極めて高く、緊急度が最も高い「Dランク」と認定された物件は234件に上る。
空き家のランク別内訳
市の調査によると、Dランクに次ぐ「Cランク」は635件で、今すぐの倒壊や飛散の危険性はないものの、損傷が激しい状態にある。管理が行き届いていないが当面の危険性はない「Bランク」は567件、小規模な修繕により再利用が可能な「Aランク」は392件となっている。
補助金の交付状況
老朽化した危険な空き家を解体するため、市は二つの補助金制度を設けている。2023年度の実績では、「老朽危険解体撤去補助金」が5件(総額228万4000円)、「空き家等解体撤去促進補助金」が5件(総額74万6000円)交付された。合計10件、約303万円の補助金が活用された。
固定資産税減免の検討状況
空き家対策として、固定資産税の減免制度導入の可能性について、建設部長は「現時点では減免については検討していない」と述べた。その上で、「他自治体の状況を見ながら、必要に応じて検討したい」と慎重な姿勢を示した。
この報告は、6月9日に行われた喜多方市の6月定例議会で、議員の質問に対して建設部長が答える形で明らかにされた。市は今後も空き家問題への対応を進めていく方針だ。



