北方領土の歯舞群島・貝殻島周辺でのコンブ漁が1日朝に解禁され、漁船約180隻が北海道根室市の納沙布岬から一斉に出漁した。波も穏やかな晴天の下、漁船団は約3.7キロ先の貝殻島灯台付近に到着。漁師たちは棒の先端にカギを付けた漁具「かぎざお」を使い、軟らかい「棹前コンブ」を採取し始めた。
日露民間交渉で操業条件合意
貝殻島周辺での操業条件は日露間の民間交渉で決定されており、今年のコンブなどの採取量は昨年と同じ3024トンに設定された。ロシア側には採取料として約7667万円が支払われる。漁期は9月30日までとなっている。
漁業者の期待と課題
地元の漁業者は、安定した操業が続くことを期待する一方、日露関係の影響を注視している。今回の漁解禁は、両国の民間レベルでの協力が維持されていることを示すものとなった。



