中東情勢の緊迫化が長期化し、ナフサ(粗製ガソリン)の高騰や供給不安が続く中、ゴミ袋の値上がりが高知県内の自治体に影響を及ぼしている。四万十市は、一般家庭用の「ごみ収集指定袋」の今年度必要分を確保するのが困難になったとして、購入費を1000万7000円増額する今年度一般会計補正予算案を、11日に開会した定例市議会に提出した。
ゴミ袋の種類と価格
現在のゴミ袋は、ナフサ由来の高密度ポリエチレンフィルム製で、大(容量45リットル・10枚600円)、小(同30リットル・同500円)、特小(同20リットル・同300円)の3種類。市内の量販店やコンビニなどで販売されており、同市は今年度当初予算でゴミ袋購入費を前年度とほぼ同じ1534万7000円計上していた。
値上がりの背景
同市をはじめ多くの自治体が導入する「ごみ収集指定袋」の原材料価格は、中東情勢に絡み世界的に高騰。今年度の納入業者を決める入札は4月21日に行われたが、参加業者がおらず不調に終わり、翌月22日の再入札で県内の業者が落札した。ゴミ袋の単価は1.4倍程度値上がりしており、不足分を補正予算案に盛り込んだ。
住民への影響
同市の担当者によると、普段より多めに購入する住民もおり、追加で発注する店舗もあるという。小売価格は据え置く予定で、山下元一郎市長は「市の指定ゴミ袋は十分に確保できるので、落ち着いて購入してほしい」と話している。
香美市も対応
香美市も例年並みの数量を購入するため、予算を増額。購入費を約350万円増額する今年度一般会計補正予算案を5月の臨時市議会で可決した。前年度の在庫もあるため、十分な枚数は確保できているという。ただ、物価高騰の影響などを受け、来年度から値上げを検討しているという。



