熊本県でSNSを利用した大規模投資詐欺が発生、60代男性が約9900万円の被害に
熊本県警玉名署は3月5日、SNSを介した投資詐欺事件が発生したことを明らかにしました。被害者は県北に住む60歳代の男性で、計約9900万円をだまし取られたと報告されています。この事件は、近年増加するオンライン詐欺の深刻な一例として注目を集めています。
グループチャットで見つけた投資サイトが罠に
発表によると、男性は株取引をテーマにしたSNSのグループチャットに参加していました。そのチャット内で紹介された投資サイトを通じて、1月下旬から2月下旬にかけて、約10万円から1000万円の範囲で十数回にわたり支払いを行いました。支払いは金融機関の窓口やネットバンキングを利用して実施されたとのことです。
サイト上では、男性の投資が成功し、5億円以上の利益が発生したと表示されていました。この偽りの情報に基づき、男性が利益を自身の口座に移そうとした際、高額な手数料を請求される事態に発展しました。
金融機関職員の通報で詐欺が発覚
手数料を支払うため、男性が金融機関の窓口で現金を引き出そうとしたところ、不審に感じた職員が玉名署に通報。調査の結果、投資サイトで表示されていた利益は実際には存在せず、男性が支払った計約9900万円が詐欺師によってだまし取られていたことが判明しました。
熊本県警察本部はこの事件を受け、「SNSで知り合った相手や投資話を安易に信じず、疑問に思ったら家族や警察に相談を」と呼びかけています。オンライン上での取引には常に警戒が必要であることを強調しています。
県内では類似の詐欺事件が相次ぐ
この事件に先立ち、3月3日には熊本市の女性が計6100万円をだまし取られる別の詐欺事件が明らかになっています。これらの事例は、SNSやインターネットを利用した金融詐欺が九州地方でも拡大している実態を浮き彫りにしています。
被害防止のため、以下の点に注意することが推奨されます:
- SNS上で不審な投資話が持ちかけられた場合、すぐに信じずに情報を確認する
- 高額な手数料や前払いを要求するサイトには特に警戒を強める
- 疑わしい状況に遭遇したら、速やかに警察や金融機関に相談する
熊本県警は今後も、類似の詐欺事件の防止に向けた啓発活動を強化していく方針です。市民の皆様も、オンライン取引におけるリスク管理を徹底することが求められています。



