磐越道バス事故直前、部長生徒が「シートベルトしろ」「大切な人に連絡を」とLINE指示
磐越道バス事故直前、部長生徒がLINEで「シートベルトしろ」

福島県郡山市の磐越自動車道で発生したマイクロバス衝突事故で、事故発生までの間、同乗していたソフトテニス部の部長生徒がLINEを通じて他の部員に対し「シートベルトをしろ」「大切な人に連絡をしておけ」といった指示を送っていたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。この事故では、新潟市の北越高に通う男子ソフトテニス部員らを乗せたバスがガードレールに衝突し、1人が死亡、17人が重軽傷を負っている。

事故の経緯とLINEの内容

事故は2026年5月6日午前7時40分ごろ発生。バスは福島県富岡町へ遠征に向かう途中で、部員20人が乗車していた。県警は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで運転手の若山哲夫容疑者(68)を逮捕しており、今回のLINE投稿は容疑者が危険な運転をしていたことを示す有力な情報とみている。

捜査関係者によると、投稿は部員間のチャットグループで行われた。バスには顧問教諭は同乗しておらず、部長生徒がリーダーシップを発揮していたとみられる。事故では、ガードレールが車体を貫通したまま20~30メートル走行し、稲垣尋斗さん(17)が車外に投げ出されて死亡、17人が重軽傷を負った。

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安全意識と緊迫の状況

部長生徒の指示は、事故の危険性を察知した上での行動と見られ、他の部員に安全確保を促すとともに、最悪の事態に備えさせる意図があった可能性がある。県警は、この投稿が事故直前のバス内の状況を如実に示すものとして、捜査の重要な手がかりと位置づけている。

今回の事故を受け、学校やスポーツ団体における移動時の安全対策の徹底が改めて求められている。特に、長距離移動や高速道路走行時のシートベルト着用の重要性が強調されており、今後の再発防止策が急務となっている。

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