チャットGPTが示談金を決定、女子高校生ら恐喝未遂で逮捕
警視庁少年事件課は10日までに、東京都八王子市の高校3年の女子生徒(17)と16~17歳の少年4人の計5人を、恐喝未遂などの疑いで逮捕した。逮捕された5人は、同級生の男子生徒(17)に因縁を付け、暴行を加えた上で、示談金として15万円を脅し取ろうとしたとされる。
同課によると、この示談金の金額は、対話型の生成人工知能(AI)「チャットGPT」に相談した結果に基づいて決められたという。女子生徒の仲間がチャットGPTに対し、児童に対する性被害について質問したところ、「示談金は最低15万円」という回答が表示されたため、その金額を要求したとみられる。
事件の経緯と容疑
逮捕容疑は、共謀して1月27日深夜から28日未明にかけて、八王子市内の広場で男子生徒の顔を殴り、鼻の骨を折るなどのけがを負わせた上、「妹の体を触った」などと因縁を付けて「15万円を用意しろ」と要求したというもの。男子生徒は実際に性的被害を訴えていたわけではなく、容疑者らが一方的に因縁をつけたとみられる。
警視庁は、AIの回答をそのまま犯罪に利用したケースとして異例とみて、詳しい経緯を調べている。チャットGPTは無料で利用できるAIチャットサービスで、幅広い質問に回答するが、その回答が必ずしも正確とは限らず、悪用されるケースが懸念されている。
関連情報
- 事件は八王子市で発生し、容疑者らは全員が同市在住の高校生。
- 男子生徒のけがは全治約2週間と診断されている。
- 警視庁は、AIを利用した犯罪の手口について注意を呼びかけている。



