ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG)は14日、子会社であるソニー生命保険の営業社員が顧客から金銭を詐取した疑いについて謝罪し、2027年3月期の連結業績予想で160億円の赤字を見込むことを明らかにした。
記者会見での謝罪
東京都中央区で開かれた2026年3月期決算発表の記者会見で、ソニーFGの早川禎彦最高財務責任者(CFO)は「心配をおかけして心よりおわび申し上げる」と陳謝した。同氏は「現時点までで保険商品の販売や解約の動向に大きな変化はない」と説明し、詐取の影響は業績予想に反映していないと述べた。
業績予想の詳細
ソニーFGが発表した2027年3月期の連結純損益予想は160億円の赤字。前期(2026年3月期)は554億円の黒字を計上しており、大幅な悪化となる。赤字の主因は、詐取問題に関連する引当金の計上やブランドイメージの低下による影響とみられるが、具体的な内訳は明らかにされていない。
被害調査の状況
ソニー生命はこれまでに約30人の顧客から詐取が疑われる申し出を受けている。これを受け、約280万人の契約者全員を対象に被害の有無を調査中だ。調査結果によっては、さらなる引当金や補償が必要となる可能性もある。
ソニーFGは、再発防止策として社内のコンプライアンス体制を強化し、顧客からの信頼回復に努める方針を示している。



