佐賀県警巡査部長が同僚や募金箱から現金窃盗 借金返済にパチンコや飲食費に充てる
佐賀県警巡査部長が同僚や募金箱から現金窃盗

佐賀県警巡査部長が同僚や募金箱から現金を窃盗 借金返済にパチンコや飲食費に充てる

佐賀県警察本部は2026年4月17日、警察署に勤務する20代の男性巡査部長が、同僚の現金や犯罪被害者支援の募金箱などから合計約7万3500円を盗んだ疑いがあるとして、同日付で停職3カ月の懲戒処分を科し、窃盗容疑で佐賀地方検察庁に書類送検したことを明らかにしました。巡査部長はその後、依願退職したと伝えられています。

複数の場所から現金を盗む 借金返済目的で犯行か

県警監察課の調査によりますと、巡査部長は昨年7月上旬から10月上旬にかけて、勤務する警察施設内において、同僚1人の机から複数回にわたり計約5万7千円犯罪被害者支援の募金箱から2千円、さらに金庫から職員の互助的用途の現金1万4500円を盗んだ疑いが持たれています。加えて、金庫を保管していた机の鍵も盗んだとされています。

昨年10月下旬、借金に関する情報が寄せられたことをきっかけに調査が開始されました。その結果、巡査部長は複数の同僚や消費者金融などから合計で二百数十万円の借金を重ねていたことが判明。これらの借金は、パチンコや飲食代などに充てられていたとみられています。窃盗容疑もこの過程で発覚し、県警は起訴を求める厳重処分の意見を付けて佐賀地検に書類を送致しました。

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過去にも借金問題 本人は深く反省の弁

巡査部長については、以前にもパチンコなどで借金を重ねたことがあり、親族の支援によって返済した経緯があったとされています。県警は「組織として指導」を行い、その後は借金をしていないと説明していましたが、今回の事案が発生しました。

今回の処分について、本人は「絶対に許されないことをしてしまった。本当に申し訳ない」と話していると伝えられています。また、巡査部長の直属の上司にあたる男性警部については、「所属長注意」の処分が科されました。

県警は会見を開かず 撮影も不可に

佐賀県警は、窃盗行為が勤務日の休憩時間中に行われた事案であるため「私的な行為にあたる」と判断。階級や事案の内容を総合的に勘案したとして、記者会見は開かない方針をとりました。報道陣への説明の場は設けられたものの、カメラ撮影は許可されませんでした。

県警はこのほか、3月30日付で、昨年9月に飲酒した後で店舗のシャッターをたたいて壊すなどの行為を行ったとして、20代の男性巡査を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたことも明らかにしています。

県警幹部が謝罪 職員指導の徹底を約束

尾形賢二首席監察官は、「言語道断の行為。県民に深くおわび申し上げる」とするコメントを読み上げました。さらに、懲戒処分が続いていることについて、「本当に申し訳ない。引き続き職員への指導を徹底したい」と述べ、再発防止に努める姿勢を示しました。

この事案は、警察組織内部の規律や信頼性に関する課題を浮き彫りにするものとして、社会的な関心を集めています。県警は今後の対応に注目が集まる中、職員の指導強化を進めていく方針です。

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