電子たばこ「ニコパフ」初摘発、大学生が後輩に販売容疑で逮捕
ニコパフ初摘発、大学生が後輩に販売容疑で逮捕

ニコチン入り電子たばこ「ニコパフ」で初の逮捕者、若者への広がりに警鐘

大阪府警は2026年3月9日までに、国内で販売が認められていないニコチン入り電子たばこ「ニコパフ」を高校生に売ったとして、京都府の男子大学生(21)を医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の販売)の疑いで逮捕し、送検しました。ニコパフをめぐる摘発は全国で初めてとなります。

後輩への販売容疑、小遣い稼ぎ目的か

逮捕容疑は、昨年11月22日に京都府内の路上で、自分の出身高校の後輩である男子高校生(18)にニコパフ10個を計4万円で販売したというものです。大学生は捜査に対し、「海外のサイトから個人輸入し、小遣い稼ぎのために売っていた」と話し、容疑を認めていると伝えられています。

さらに、この男子高校生は翌23日に、購入したニコパフのうち1個を4500円で女子高校生(17)に売ったとされ、大阪府警は同容疑で書類送検しました。捜査関係者によると、大学生は昨年6月から今年1月にかけて約70個を売り、計約28万5千円を売り上げていたとみられています。

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若者の間で流行か、「おしゃれ」と認識

事件は昨年11月、大阪市内の路上でニコパフを吸っていた男子高校生を警察官が職務質問したことから発覚しました。男子高校生は調べに対し、「見た目もかわいいし、フレーバーもたくさんある。まわりの友達も吸っていて、おしゃれなものだと思って吸っていた」と話しているといいます。

捜査関係者によると、昨夏ごろから、大阪府警の警察官が職務質問した若者らがニコパフを所持しているケースが続出していたとのことです。大学生は府警に対し、昨春ごろに海外旅行に行った友人からニコパフを教えてもらい、海外サイトから輸入を開始したと説明したとされています。

ニコパフとは何か、規制と危険性

「ニコパフ」は、ニコチンを含むリキッド(液体)を電気で熱し、発生した蒸気を吸う使い捨てタイプの電子たばこの総称です。名称はニコチンの「ニコ」と、たばこを「ふかす」といった意味の英語「puff」の組み合わせとされています。

ニコチン入りの電子たばこは法律で販売が規制され、国内では認められていません。一方、個人での輸入や使用は可能で、ネット上には「個人輸入をサポートする」とうたう日本語サイトも存在します。厚生労働省は「ニコチン以外の有害物質が含まれている事例があり、安全性が確認されていない」と注意を呼びかけています。

専門家からは、若者への影響を懸念する声も上がっており、「ゲートウェイドラッグ(薬物への入り口)にもなり得る」と警鐘を鳴らしています。今回の摘発をきっかけに、規制の強化や若者への啓発活動が求められる可能性があります。

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