女子大学の共学化をめぐり、金城学院大学の運営法人は30日、同窓会の会員に対して計画の説明を行った。少子化の影響などで私立女子大は岐路に立たされており、名古屋学院大学の学校法人傘下での共学化を検討している。
説明会の詳細
非公開で実施された説明会では、さまざまな質問や意見が噴出した。参加した卒業生たちは「金城の名を残してほしい」「学生や卒業生の意見を聞いて」と訴えた。説明会は名古屋市東区の同窓会組織「金城学院みどり野会」の会館で行われ、学校法人の小室尚子理事長らが入学者数の減少や経営状況などを説明。60人前後の出席者から質問が相次ぎ、当初の予定を約1時間過ぎて終了した。
卒業生の声
別法人の傘下に入ることについて、出席した名古屋市瑞穂区の主婦(65)は「金城学院の名前がなくなったらもう応援できない」と懸念を示した。一方、同市中川区の主婦(65)は「大学存続のためにはこの選択肢でよかったのでは」と学校法人の決断を評価した。
共学化の是非については意見が分かれた。「異性の目を気にせず、のびのびと学べた。女子大として残ってほしい」という声がある一方、「共学でも女性のための教育はできる」との意見も。同市瑞穂区の高橋美枝子さん(76)は「社会の流れもあり、共学化は理解できる。ただ、少子化は予測できたこと。何か対策できたのでは」と話した。
背景
中部9県の私立女子大は40年間で8割減少し、残るは2校のみ。金城学院大学は伝統ある女子大として存続の岐路に立っている。共学化か女子大堅持か、今後の動向が注目される。



