シカの角があしらわれたかぶと、肩から胴に掛けられた金塗りの数珠。戦国武将・本多忠勝の甲冑のレプリカが、このほど記者の自宅に届いた。忠勝は徳川家康を支えた四天王の一人として知られる。
高校生が独学で製作
作者は愛知県日進市の高校2年生、吉村陸矢さん。摂食障害のため起き上がれない日もある中、甲冑の動画を見て「作りたい」と強く思ったことをきっかけに、3年前から独学で製作に励んでいる。その情熱と技術は素晴らしく、完成品は各地で展示されるほどの出来栄えだ。
依頼の経緯と心境の変化
記者は幼い頃から自宅に甲冑を飾るのが夢だった。先輩記者を介して吉村さんに製作を依頼したのは2年前。正直なところ、「専門店よりも安く手に入るのでは」という打算があった。しかし、引き取りの際、吉村さんと母の里英さんから「依頼が生きる上での励みになった」と感謝された。その言葉に過去の自分を恥じ、打算を捨てて応援したいと強く思った。
この甲冑レプリカは、吉村さんの技術と努力の結晶であり、同時に人とのつながりがもたらす温かさを教えてくれる。記者は今後も彼の活動を応援していきたい。



