東大院汚職、贈賄側に有罪判決 風俗店接待で元教授ら癒着
東大院汚職、贈賄側に有罪 風俗店接待で元教授ら癒着

東京地裁は26日、東京大学大学院医学系研究科の元教授ら2人を風俗店などで接待したとして、贈賄罪に問われた一般社団法人「日本化粧品協会」代表理事の引地功一被告(52)に対し、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)の判決を言い渡した。

裁判官の指摘

池上弘裁判官は、接待相手の元特任准教授である吉崎歩被告(47)=収賄罪で一審有罪=から当初は負担を気遣われていたものの、「被告の方が積極的な供与姿勢を示したことで癒着するようになった」と述べ、刑事責任は軽視できないと指摘した。一方で、自首したことなどを考慮し、執行猶予を付けた。

事件の背景

本件は、共同研究を巡る便宜供与の見返りとして行われた接待が発端となっている。引地被告は、元教授らに対して風俗店での接待を繰り返し、研究上の優遇措置を引き出そうとしたとされる。検察側は「組織的な不正行為であり、大学の信用を大きく損なった」として厳しい処罰を求めたが、弁護側は「自首し、反省している」と主張していた。

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この判決を受け、東京大学は「厳粛に受け止め、再発防止に努める」とのコメントを発表した。また、文部科学省も「研究倫理の徹底を図る必要がある」と述べ、今後の対応を検討する方針だ。

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