大本山永平寺(福井県永平寺町)は20日、昨年7月に研修中の女子高校生に対してわいせつな行為を行い、不同意わいせつの疑いで逮捕された元修行僧の男(26)について、昨年8月1日付で修行歴を剥奪する「除籍」処分を下していたことを明らかにした。
事件の概要と寺の対応
逮捕されたのは、茨城県那珂市後台に住む無職、南波剣司容疑者。寺によると、南波容疑者は2022年に修行を始め、修行僧の取りまとめ役である「首座」を務めた経験もあった。昨年7月、座禅などを体験する研修に参加していた愛知県の高校の女子生徒14人に対し、服の上から体を触るなどの行為をしたとされる。
永平寺はこの事件を受け、再発防止策を策定。女性が滞在するエリアに修行僧が立ち入らないよう管理体制を厳格化した。また、女性が座禅体験などを行う際には、非常勤の尼僧が対応するように変更した。
寺からの謝罪と今後の方針
寺の担当者は「当山で修行していた者が逮捕されたことは大変重く受け止めている。被害を受けた生徒におわび申し上げる」とコメントしている。寺は今後、再発防止策を徹底し、信頼回復に努める方針だ。
この事件は、宗教施設における女性信者や研修生の安全確保の重要性を改めて浮き彫りにした。永平寺の対応が他の寺院や宗教団体にどのような影響を与えるか、注目される。



