JR京葉線の車内からつり革を盗んだとして、警視庁は大阪府堺市に住む高校1年の男子生徒(16)を窃盗容疑で逮捕し、20日に発表した。男子生徒は鉄道ファンで、駅の発車メロディーを聴くために友人と大阪から上京していた。容疑を認め、「盗めそうなつり革があったら盗もうと思っていた。今まで5回くらいやった」と供述しているという。
事件の概要
少年事件課によると、男子生徒は昨年10月4日午後10時15分ごろ、東京都千代田区の東京駅に停車していたJR京葉線の車内で、つり革1個(時価1452円相当)を盗んだ疑いがある。東京駅は始発駅のため停車時間が比較的長く、男子生徒は乗客の少ない時間帯を狙い、持参したドライバーでつり革のネジを外したとみられている。
逮捕の経緯
目撃した乗客からの通報を受けて警視庁が捜査を開始。男子生徒の自宅からは、押収された備品が見つかった。男子生徒は鉄道に関する知識が豊富で、特に発車メロディーに強い関心を持っていたという。友人とともに東京を訪れた際に、犯行に及んだとされる。
被害と影響
JR東日本によると、つり革の交換費用は1個あたり約1500円で、今回の被害は軽微だが、同様の事件が続けば車両のメンテナンスに支障が出る可能性がある。警視庁は、男子生徒が過去にも同様の犯行を繰り返していたことから、余罪についても捜査を進めている。
鉄道ファンの間では、発車メロディー目当ての旅行は珍しくないが、つり革を盗む行為は鉄道愛好家のマナー違反として非難されている。警視庁は、鉄道関連の窃盗事件が増加傾向にあるとして、注意を呼びかけている。



