プロ野球界で、頭部にバットが直撃して重傷を負った川上拓斗審判員の回復を祈る動きが広がっている。9日に行われた全6試合で、審判員たちはヘルメットや帽子に川上審判員の背番号「29」を付けて試合に臨んだ。
球審の手のひらに「Fight29」
バンテリンドームナゴヤで行われた中日―巨人戦では、球審を務めた市川貴之審判員が右手のひらに「Fight29」と書き、川上審判員の早期回復への願いを込めた。この日、全国の球場で審判員たちは川上審判員の背番号を示す「29」の文字を身に着け、連帯を示した。
事故から約1カ月、治療続く
川上審判員は4月16日、神宮球場で行われたヤクルト―DeNA戦で球審を務めていた際、打者のバットが手から離れ、頭部に直撃する事故に遭った。直後に緊急手術を受け、先月末に集中治療室から一般病棟に移ったものの、現在も治療が続いている。30歳の若き審判員の回復を、多くの関係者が祈っている。
プロ野球界の連帯
今回の取り組みは、審判員たちの自発的な意思によるもの。川上審判員の一日も早い回復を願い、試合を通じてその思いをファンや関係者に伝えた。プロ野球界全体が一丸となって、同僚の回復を支えている。



