仙台市にある宮城教育大付属特別支援学校で、2025年7月に地下鉄車内で生徒から迷惑行為を受けたと通報した人物に対し、学校が保護者の承諾なく作成した生徒名簿を無断で閲覧させていたことが、学校への取材で明らかになった。この名簿には、地下鉄で通学する生徒の顔写真、氏名、学年が含まれていた。
経緯と学校の対応
学校によると、2025年7月、地下鉄東西線の利用客から「膝を当てられ、どいてほしいと言われた」との通報があり、指導を求めてきた。翌日、この人物が来校した際、学校は名簿を閲覧させ、高等部3年の男子生徒を特定。その後、学校が指導を行った。しかし、その後の保護者への説明で名簿の使い方が問題視され、学校は謝罪した。生徒はすでに今年3月に卒業している。
校長の見解
杉浦誠一郎校長は「名簿の使い方を誤認していた」と話し、個人情報の取り扱いについて見直す方針を示した。この名簿は、登下校中の緊急時に備えて保護者の承諾のもと作成され、宮城県警鉄道警察隊に提出されていたもので、第三者への閲覧は目的外利用にあたる可能性がある。



