米ロ、ベーリング海峡トンネル建設協定へ サンクトペテルブルク経済フォーラムで署名予定
米ロ、ベーリング海峡トンネル協定へ フォーラムで署名

ロシアのドミトリエフ大統領特別代表は4日、ロシアと米国の国境線があるベーリング海峡にトンネルを建設する協定が、ロシア北西部サンクトペテルブルクで開催中の国際経済フォーラムで5日に署名される予定であると述べた。ロシアメディアに対して語ったもので、同代表は「トンネルの設計を継続する協定に署名する」と説明したが、署名者の詳細は明らかにしなかった。

トンネル構想の背景

ドミトリエフ氏は昨年10月、アラスカ州とロシア東端のチュコト半島を結ぶ全長約112キロのトンネル建設をX(旧ツイッター)で提案していた。この構想は、米ロ両国の大統領の姓にちなんで「プーチン―トランプ」トンネルと称され、両国の団結の象徴となると主張されていた。

コスト削減の可能性

ドミトリエフ氏は、通常の建設費は650億ドル(約10兆4千億円)と試算されるが、米実業家イーロン・マスク氏が創設したトンネル掘削会社が参画すれば、コストを約8分の1に抑えられると主張。米国側に建設を呼びかけていた。これに対し、トランプ米大統領は「面白い。考える必要がある」と前向きな姿勢を示していた。

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今回の協定署名により、長年にわたる構想が現実味を帯びてきた。ベーリング海峡は、ロシアと米国の国境であり、冷戦時代から象徴的な地域。トンネル完成により、両国の経済交流や人的往来が飛躍的に拡大する可能性がある。しかし、巨額の投資や環境影響、地政学的な課題も多く、今後の進展が注目される。

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