群馬県警は2日、前橋市内に住む男性(59)が今年2月下旬から行方不明となり、男性のキャッシュカードを使って現金を引き出していたとして窃盗容疑で逮捕した埼玉県内の知人の男(50)の関係先から遺体が見つかったと発表した。県警は事件性が高いと判断し、男が死亡について何らかの事情を知っているとみて調べを進める方針。
事件の経緯
捜査1課によると、行方不明になったのは前橋市富士見町のパート従業員、小渕和則さん(59)。2月26日午後7時前、勤務先の同市内の食品関連会社を退社した後、行方が分からなくなった。翌日の夜、親族の女性が「一人暮らしの弟の姿が見えない」と県警に届け出た。
県警が捜査を進めたところ、同日午後8時15分ごろ、同市内のコンビニエンスストアで、小渕さん名義のカード2枚を使って、知人の男が1人でATMから現金計24万円を引き出していたことが判明。県警は裏付け捜査を進め、4月22日に男を窃盗の疑いで逮捕した。
遺体の発見
さらにその後の捜査で、男の関係先として群馬県伊勢崎市長沼町の利根川河川敷が浮上。周辺を捜索したところ、同29日までに小渕さんの遺体が見つかった。遺体のほとんどは土中に埋まった状態で、死後しばらく経過していた。損傷が激しく、解剖の結果、死因は不詳だったという。
男は窃盗容疑について「知らない」と否認しているという。県警は全容解明を進めている。



