飯坂電車の車窓を飾る葉っぱ切り絵作品
奇跡のように繊細な作品で注目を集めるアーティスト「リト@葉っぱ切り絵」さんの作品が、飯坂電車の車窓を埋め尽くしている。大型観光企画「ふくしまデスティネーション(DC)」に合わせて実現したもので、2両の車窓にリトさんの作品が並べられた電車が、1日最大で約20往復運行している。リトさんは「ラッピングバスの夢を持っていたが、飛び越えて電車までいっちゃいました」と笑顔を見せた。
リトさんの経歴と作品
リトさんは、過集中の障害を前向きに生かして葉っぱ切り絵の世界に入った。水族館を表現した「葉っぱのアクアリウム」を交流サイト(SNS)で発信し、人気が爆発した。福島市飯坂町の飯坂電車沿いには、リトさん初の常設美術館「リトリーフアートミュージアム福島」があり、「走る作品」として誘客につなげようと、コラボ電車の運行が決まった。この取り組みは、県観光関連事業者等誘客促進支援事業の補助を受けている。
車窓を彩る作品のテーマ
車窓を飾る作品は各車両約20作品ずつで、「葉っぱの春夏秋冬」と「旅する葉っぱ~ご当地作品大集合」の二つがテーマだ。車窓の風景と作品が重なる見え方を意識して配置されている。旅する葉っぱでは、作品の題材で各都道府県が表現されており、どこの都道府県かを当てるクイズも楽しめる。
ヘッドマークも特別仕様
電車のヘッドマークも今回に合わせたリトさんの作品で、鶴ケ城や三春の滝桜、赤べこ、温泉、日本酒など、福島を象徴するモチーフが表現されている。
運行期間とセレモニー
運行は6月30日まで。福島交通飯坂線桜水駅で30日、公開セレモニーが行われ、ミュージアムを運営する松屋の地主茂社長は「地域のために少しでも役立てればうれしい」と述べた。テープカットやリトさん本人によるデザイン紹介もあり、リトさんは「僕の作品を知らない人にこそ飯坂電車に乗って訪れてほしい。反響が楽しみです」と語った。
ミュージアムの拡張
ミュージアムは開館2周年を記念して展示室を拡張し、大阪・関西万博「住友館」に展示されたリトさんの作品も展示されている。



