佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)の元職員によるDNA型鑑定不正問題を巡り、佐賀県弁護士会は30日、鑑定資料の管理実態を確認するため、科捜研内部や資料保管庫の視察を認めるよう、佐賀県警と警察庁に申し入れ書を発出した。警察庁への直接の申し入れは、一連の不正で初めてとなる。
弁護士会の主張
永尾竹則会長は取材に対し、「管理状態を客観的な目で見る必要がある」と述べ、一連の不正について第三者機関による調査の実施を改めて求めた。弁護士会は、鑑定資料の適切な保管や管理体制に疑問があるとして、透明性の確保を強く訴えている。
不正の経緯
科捜研の元職員は、過去に複数のDNA型鑑定で不正を行っていたことが判明しており、これまでに複数の事件で再鑑定や再審理が行われている。弁護士会は、再発防止策の一環として、現場の実態把握が不可欠だとしている。
今後、警察庁と佐賀県警の対応が注目される。



