群馬県前橋市富士見町赤城山の鳥居峠に、同市出身のコピーライター糸井重里さんが会長を務める「ほぼ日」の新施設「ほぼの駅 AKAGI」が24日、本オープンした。オープンを記念して糸井さんら3氏によるトークイベントが開催され、50人の来場者が熱心に耳を傾けた。
「どうして興味が飛んだり跳ねたりするのか?」をテーマに
トークのテーマは「どうして興味が飛んだり跳ねたりするのか?」。夕暮れ時の山並みを背景に、糸井重里さん、慶応大学教授の安宅和人さん、土の研究者の藤井一至さんの3氏が登壇。人工知能(AI)や自然科学、言語、子どもの遊び、地域づくりなど、多彩な話題を縦横無尽に展開した。
デジタル時代の複雑さと偶然の重要性
安宅さんは、デジタル技術によって多くのことが分析可能になった現代でも、自然や社会には説明し尽くせない複雑さが残っていると指摘。藤井さんは、土や生き物、地域の営みを例に挙げ、現実は設計図通りには進まず、偶然や関係性の中で形づくられる側面があると語った。糸井さんは、「分からない」という状態から考えることの大切さに言及した。
一見とりとめのないやり取りの中にも、興味があちこちに飛ぶことで新しい出会いや発想が生まれる力があることを再認識。糸井さんは「こんなにのびのびとしゃべれる場ができた」と喜びを表現した。
旧ケーブルカー駅を活用した施設
「ほぼの駅」は、かつてケーブルカーの終着駅だった旧赤城山頂駅を改装した施設。食事や買い物、眺望を楽しめる山上の立ち寄りスポットとして、ほぼ日が運営する。営業日時は施設のインスタグラムなどで確認できる。(平井剛)



