「小さい頃から殺人衝動」承諾殺人罪の斎藤被告、さいたま地裁で被告人質問
「小さい頃から殺人衝動」承諾殺人被告、さいたま地裁

埼玉県で発生した承諾殺人事件の裁判で、無職の斎藤純被告(32)が27日、さいたま地裁(井下田英樹裁判長)の被告人質問に立ち、犯行に至るまでの心情を詳細に語った。斎藤被告は、過去に刃物で女性を襲撃した際に激しく抵抗された経験から、「死にたいという前提の人に接触するのが良いのではないかと考えるようになった」と述べ、自殺願望者を標的にした理由を説明した。

幼少期からの殺人衝動と犯行への傾倒

弁護人から犯行の動機を問われた斎藤被告は、「小さい頃から殺人衝動があった」と率直に回答。さらに、今回の事件に先立ち、駅で見かけた女性を尾行し、住宅街で羽交い締めにして刃物を突きつけたことがあると明かした。その際、女性が「やめてください」と抵抗したため、「明日に向かって生きている人を殺すのはよろしくないと思った」と述べ、生きる意思のある人への殺害を断念した経緯を語った。その後、インターネットの掲示板や交流サイト(SNS)を通じて自殺願望を持つ人々と接触するようになったと説明している。

検察の質問に「深く後悔していない」

検察側から事件に対する後悔の念を問われると、斎藤被告は「それほど深く後悔しているとは言えない。お互い納得の上で行った」と述べ、強い反省の色を見せなかった。起訴状によれば、被告は被害者の承諾を得た上で、2015年10月に横浜市の女性宅で当時22歳の女性を、2018年1月にはさいたま市の自宅で当時21歳の女性を殺害したとされている。

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本件は、承諾殺人という特殊な罪状に加え、被告の異常な心理状態が注目される裁判となっている。今後の審理では、精神鑑定の結果や被告の責任能力が焦点になるとみられる。

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