「時代がフリーズさせられた恐ろしさ」 チェルノブイリ原発事故後の風景を伝える写真展、福島で開催
ウクライナのチョルノービリ(チェルノブイリ)が原発事故後にたどった風景を伝える写真展が26日、福島県南相馬市小高区の美術館「おれたちの伝承館」で開かれた。事故から40年となるこの日、写真を撮影した中筋純館長(59)がトークイベントで、住民らの立ち入りが厳しく制限された町を見た感想を述べ、「時代がフリーズさせられたような恐ろしさを感じた」と語った。
写真展の内容と中筋館長の思い
中筋館長は2007年から2014年にかけて現地を6回訪れ、農業を営む女性らを生き生きと撮影してきた。写真展では、事故後に立ち入りが制限された町の様子や、人々の生活の変化を捉えた作品が展示されている。中筋館長は、南相馬市の一部にも避難指示が出された2011年3月の東京電力福島第1原発事故にも触れ、二つの事故を知らない人が増えていると指摘。悲劇を繰り返さないためには、伝承の重要性を強調した。
また、中筋館長は「チェルノブイリと福島は、事故の規模や状況は異なるが、人々の生活や地域が一変するという点で共通している。私たちはその教訓を未来に伝えていく責任がある」と述べ、来場者に強いメッセージを送った。
関連情報
写真展は「おれたちの伝承館」で開催中。入場無料。詳細は同館の公式サイトで確認できる。関連キーワード:社会、チェルノブイリ、福島第一原発、伝承、写真展



