福岡県庁「部課長会」パーティー券購入問題、蔵内議長が忖度否定 海外視察費用公表検討
福岡県議長、部課長会パーティー券購入で忖度否定 海外視察費用公表へ

福岡県庁の互助組織「部課長会」が県議の政治資金パーティー券を購入していた問題などを受け、県議会の蔵内勇夫議長(72)が11日、記者会見を開いた。県職員による議会への忖度が指摘される中、蔵内氏は「(忖度させる言動を)私はしていない」と否定。一方で「古い慣習はやめなければならない」と述べ、県執行部との関係見直しを示唆した。

パーティー券購入の経緯

県が公表した部課長会に関する調査の中間報告によると、10年以上前から議長の就任祝賀会などのパーティー券購入を補助していた。服部誠太郎知事は長年にわたる議会への忖度を認め、親睦団体によるパーティー券購入を事実上禁じる通達を出した。

当選10回で自民党の国会議員にもパイプを持つ蔵内氏は「県議会のドン」として知られ、昨年には全国都道府県議会議長会の会長に就任。自身が所長を務める「ワンヘルス福岡オフィス」の支援集会(会費2万円)にも、昨年まで多くの県幹部が参加していた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

蔵内氏は会見で、部課長会の存在を「知らなかった」とし、自身の政治資金パーティーについて「私は一度も案内を出したことはない」と断言。「現職やOB、かなりの方がお祝いをやろうと言っていただける。執行部側が整理するべきことだ」と、議員からの購入圧力を否定した。

一方、「(職員の)忖度を甘んじて受け取ったのかなと思うことはある」と認めつつ、議員への説明やあいさつなど「過剰な対応は廃止し、職員の負担を軽減する。簡素化や合理化を進める」と述べた。ただ、ある県職員は「忖度は長年の積み重ねによる慣習になっており、すぐに変わるか分からない」と疑問視した。

海外視察の透明性

会見では、県議会が積極的に行っている海外視察についても質問が相次いだ。海外視察のあり方は以前にも問題視され、議員でつくる「議会改革プロジェクトチーム」が2024年6月、報告書の作成や公表を義務づける改革案を示した。しかし、その後に実施した海外視察11件のうち、ホームページに掲載した報告書はエジプトと中国の2件のみ。公費支出額もこれまで公表されていなかった。

蔵内氏は、海外視察の費用公表を検討する意向を示し、「改善しなければならない」と述べた。一方で、視察そのものは継続する考えを強調した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ