無資格で訴状作成か、調査会社代表を逮捕 名古屋地検特捜部
無資格で訴状作成か、調査会社代表を逮捕 名古屋地検

名古屋地検特捜部は11日、弁護士資格がないのに法律事務を行ったとして、調査会社「エコワークリサーチ&コンサルティング」(名古屋市中区)の代表取締役、沼卓徳(たくとく)容疑者(58)=愛知県一宮市=を弁護士法違反の疑いで逮捕し、発表した。沼容疑者の認否については明らかにされていない。

逮捕の経緯と容疑内容

特捜部の発表によると、沼容疑者は弁護士資格を持たないにもかかわらず、2022年5月ごろから2026年3月ごろまでの間、報酬を得る目的で、業として5社の会社役員から依頼を受け、民事訴訟の訴状や答弁書を作成して裁判所に提出した疑いがある。また、債権債務に関する合意書を作成し、相手会社と交渉したことも容疑に含まれている。

会社の事業内容

沼容疑者が代表を務める「エコワークリサーチ&コンサルティング」は、1999年に創業された調査会社で、ホームページなどによると、裁判証拠の収集や浮気調査などを主な業務としている。今回の逮捕は、同社の業務が弁護士法に抵触する可能性が指摘されたことによるものとみられる。

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弁護士法では、弁護士資格のない者が報酬を得て法律事務を行うことを禁止しており、違反した場合には2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される。特捜部は、沼容疑者が長期間にわたり複数の案件で法律事務を請け負っていたとみて、詳しい実態を調べている。

この事件は、無資格法律事務の実態に一石を投じるものとして注目されている。弁護士会などは、国民の法的権利を守るため、無資格者による法律業務の防止を呼びかけている。

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