高市早苗首相の陣営が自民党総裁選や衆院選において他候補を中傷する動画をSNSで投稿したとの報道を受け、野党側が真相究明を求めて首相の公設秘書を国会に招致するよう要求した。中道改革連合の重徳和彦国会対策委員長は11日、自民党の梶山弘志国対委員長と国会内で会談し、首相の公設秘書を参考人として招致するよう要請したが、梶山氏は明確な回答を避けた。自民側の出席者がこの事実を明らかにした。
参院でも同様の要求
同日の参院でも、立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長が改めて秘書の参考人招致を要求したが、参院自民の磯崎仁彦国対委員長は「難しい」などと応じない姿勢を改めて示した。
首相の説明
一連の報道で週刊文春が公開したオンライン会議とされる音声について、首相は10日の衆院法務委員会で「秘書本人に確認させた」と説明。秘書は首相に対し「自分の声に似ているように思う」としつつ、「編集された発言が細切れになっていることなどから、内容も含め(自分の声だと)確信は持てない」と伝えたという。
野党は、中傷動画問題の真相解明には首相側の協力が不可欠として、引き続き秘書の招致を求めていく方針だ。一方、自民党は現時点で対応を決めておらず、今後の国会運営に影響を与える可能性もある。



