岡山市教育委員会は11日、同市北区の市立御南中学校で、校舎の軒裏からコンクリート片が落下し、生徒の肩に当たって負傷する事故が発生したと発表した。この事故は、5月に校内の別の場所でコンクリート片が落下し、剥がれる危険がある部分の除去作業を終えた直後に起きた。
事故の概要
市教委の発表によれば、校舎は鉄筋コンクリート造りの3階建てで、築54年が経過している。10日午後2時20分ごろ、下校のために歩いていた生徒の左肩に、直径約5センチのコンクリート片が落下して当たった。生徒が通った場所では、午後2時ごろまで市教委の職員が除去作業を行っていたが、通行を禁止する措置は取られていなかった。
生徒の状況と対応
生徒はそのまま帰宅し、痛みを訴えているが、現在は経過観察中である。11日には通常通り登校したという。市教委は「安全対策が不足していた。生徒が負傷したことを重く受け止め、今後は対策に全力で取り組む」とコメントしている。
背景と再発防止
5月にも校内の別の場所でコンクリート片が落下する事案が発生しており、その際に危険箇所の除去作業が行われた。しかし、今回の事故はその作業直後に発生したことから、市教委は点検の徹底と安全確保の手順を見直す方針だ。今後は、除去作業後の再点検や通行規制の強化など、具体的な対策を検討するとしている。
この事故を受け、岡山市教育委員会は全小中学校の校舎について緊急点検を実施する予定であり、老朽化した施設の安全管理の重要性が改めて浮き彫りとなった。



