広陵高野球部暴力事案、前監督の中井参与が辞職「不適切発言」で引責
広陵高野球部暴力事案、前監督の中井参与が辞職

広陵高等学校(広島市)の硬式野球部内で発生した暴力事案に関連し、同校は11日、前監督で参与の中井哲之氏(63)が辞職したと正式に発表した。この事案は、昨年1月に寮で当時1年生の部員が複数の2年生部員から殴打などの暴行を受けたもので、第三者委員会は5月にこれをいじめと認定。中井氏が被害生徒に対して「高野連へ報告することがチームの不利益につながる」と発言した行為について、「極めて不適切である」と厳しく指摘していた。

経緯と背景

中井氏は広陵高校のOBであり、1990年に監督に就任。1991年と2003年の選抜高等学校野球大会で優勝を果たすなど、輝かしい実績を残してきた。しかし、昨年8月に暴力事案の責任を取る形で監督を退任し、その後は副校長を経て、今年4月に参与へと降格していた。今回の辞職は、第三者委員会の報告を受けた同校の判断によるもので、中井氏は8日に辞表を提出し、同日中に承認された。

第三者委員会の指摘

第三者委員会は報告書の中で、中井氏の発言が「被害生徒の苦痛を軽視し、チームの名誉を優先する姿勢を示している」と批判。また、暴力事案そのものの防止や適切な対応が欠如していた点も問題視した。同校は今後、再発防止策として部活動の指導体制を見直す方針を示している。

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今回の辞職により、広陵高校野球部の長年にわたる指導体制に一区切りがつくこととなる。関係者の間では、今後のチーム運営や生徒への影響を懸念する声も上がっている。

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