6月10日の「時の記念日」に、宮崎県延岡市の城山公園で「城山の鐘まつり」が開催され、多くの来場者でにぎわいました。
若山牧水ゆかりの鐘
城山公園にある「城山の鐘」は、歌人・若山牧水が「なつかしき城山の鐘」と詠んだことで広く知られています。この鐘は1878年から鐘守によって受け継がれ、市民に時刻を知らせてきました。現在は8代目鐘守の日高康彦さん(61)と真理子さん(56)夫妻が、午前6時、8時、10時、正午、午後3時、5時の6回、時刻と同じ回数だけ鐘をついています。
まつりの様子
まつりでは、日高夫妻が午前10時に鐘をついた後、地元のコーラスグループや幼稚園の園児たちが歌を披露し、会場は温かい雰囲気に包まれました。康彦さんは、鐘撞き堂の周囲の木々が伐採されたことに触れ、「見晴らしが良くなり、鐘の音が遠くまで響くようになりました。今まで以上に頑張って鐘をついていきたい」と意気込みを語りました。
このイベントは、地域の時を知らせる鐘の文化を後世に伝えるとともに、市民の交流の場として親しまれています。



