福島県楢葉町議会は10日開会した6月議会の本会議において、教育長や町職員に対するハラスメント行為があったとして、松本明平議員(45歳、2期目)に対する辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。松本議員は教育長に対し、「あんな職員辞めさせろ」などと発言したとされています。
発言の経緯と認定
議会によると、松本議員は4月6日に教育長に対し、こども園職員との会話を理由に、その職員の退職を求める発言を行ったとされています。議会はハラスメント防止要綱に基づいて審査会を設置し、関係者への聞き取り調査を実施した結果、この発言を事実と認定しました。
判断と注意
議会は、この発言が議員活動の相当範囲を超え、教育長や職員に心理的圧力を与え、職場環境に影響を及ぼす不適切な言動であり、ハラスメントに当たると判断しました。青木基議長は松本議員に対し、「議員の立場と発言の影響力を十分に自覚した言動を行うように」とする5項目の注意を行いました。
謝罪拒否と決議案提出
しかし、松本議員が議場で求められた謝罪を行わなかったため、辞職勧告決議案が提出されました。この決議案は全会一致で可決されました。
議長のコメントと松本議員の主張
辞職勧告決議案の可決を受け、青木議長は「議会としてハラスメントは許されないと示していきたい」と述べました。議員辞職勧告には法的拘束力はなく、松本議員は辞職勧告に応じない考えを示しています。松本議員は「職員の発言を嫌味と受け止めた。(自身の発言に)人事介入の意図はない。自身こそ心理的負担を受けた側である」と主張しています。



