名古屋市港区で9日夜、赤信号を無視した乗用車が自転車に乗っていた女性をはね、女性が約8時間半後に死亡する痛ましい事故が発生した。愛知県警港署は同日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、乗用車を運転していた港区秋葉1在住の職業不詳、高田浩平容疑者(45)を現行犯逮捕した。
事故の概要
逮捕容疑によると、高田容疑者は9日午後10時半ごろ、名古屋市港区東海通5丁目の県道丁字路交差点で、赤信号を無視して乗用車を運転。交差点を横断していた自転車に乗っていたフィリピン国籍の派遣社員、サラゲナ・エルジュ・マエ・エストレラネスさん(25)(熱田区南一番町在住)をはね、重傷を負わせたとされる。
容疑者の状況と今後の捜査
港署によると、高田容疑者は事故直後、呼吸が荒い状態だったため救急搬送され、そのまま入院。容体が安定せず取り調べが困難と判断され、いったん釈放された。一方、エストレラネスさんは搬送先の病院で約8時間半にわたり懸命な治療が行われたが、多発性外傷により死亡が確認された。署は今後、容疑を同法違反の危険運転致死に切り替え、事故の詳しい状況や経緯を調べる方針。
この事故を受け、地域住民からは信号無視の危険性や交通安全対策の強化を求める声が上がっている。警察は引き続き捜査を進め、再発防止に努めるとしている。



