最高裁長官、保釈に「不断の検討」 生成AIは「猛獣」と表現
最高裁長官、保釈に「不断の検討」 生成AIは「猛獣」

憲法記念日を前に、最高裁の今崎幸彦長官が記者会見を開き、保釈制度の運用や生成AI(人工知能)の利用について見解を示した。会見は3日、東京都千代田区の最高裁で行われた。

保釈判断のあり方を巡る議論

機械メーカー「大川原化工機」の冤罪事件では、裁判所が保釈を適切に認めなかったとして批判が集まった。この問題に関し、今崎長官は「適切な運用を確保するには、裁判官の間で議論が重ねられることが重要だ」と指摘した。

最高裁は今年1月、全国の裁判官らが保釈の課題を議論する研究会を開催するなど、改善に向けた取り組みを進めている。保釈の可否を判断する際の重要な要素である「証拠隠滅のおそれ」について、今崎長官は「未来予測の要素を多く含み難しい。判断のあり方を不断に検討する必要がある」と語った。

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生成AIを「猛獣」と例える

最高裁が証拠整理などでの活用を検討している生成AIについては、今崎長官は「猛獣」と表現。その理由として、もっともらしく見えるが誤った回答をするハルシネーション(幻覚)や、プライバシー侵害のリスクを挙げ、「うまく使いこなす力量が求められる。スキルを磨く必要があるだろう」と述べた。

民事裁判のIT化に期待

今月21日から民事裁判の全面IT化が始まることについて、今崎長官は「国民の皆様に、司法をより身近で利用しやすいものにする点で大きな意義を持つ。審理や事務のあり方を変革する契機としたい」と期待を示した。

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