福岡県警は10日、特殊詐欺事件に関与したとして、住居不定、無職の男の容疑者(24)を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの容疑で逮捕した。容疑者は、フィリピンを拠点とする犯罪組織「JPドラゴン」に関連する一連の事件の捜査過程で浮上したとみられる。
事件の概要
発表によると、容疑者は他の5人や別の女(20歳代、兵庫県警が摘発)らと共謀し、2024年6月、警察官を装って兵庫県内の女性(当時84歳)宅にうその電話をかけ、計853万円をだまし取った。その後、女がトイレに隠した現金の一部を受け取った疑いが持たれている。福岡県警は容疑者の認否を明らかにしていない。
「匿流(トクリュウ)」の闇バイト
容疑者は、5人が関わる「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の闇バイトに応募し、被害金の回収役をしていたとみられている。このグループは「JPドラゴン」とも関連し、複数の事件が摘発されている。
捜査の経緯
福岡県警はこれまでにJPドラゴンに関連する男女5人を逮捕しており、その過程で今回の事件が明らかになった。容疑者はこれらの人物と連携し、詐取金の受け渡しに関与したとされる。
警察は、特殊詐欺の手口が巧妙化しているとして、市民に注意を呼びかけている。特に、電話で警察官や公的機関を名乗る者からの金銭要求には応じないよう、警戒を促している。



