文部科学省は28日、デジタル端末を活用したオンライン形式を初めて導入した全国学力テストの中学英語「聞く・読む・書く」において、実施期間中にテストを完了できなかった学校が49校に上り、そのうち7校が通信障害や端末のエラーなどが原因であったと明らかにした。
テスト実施の背景と結果
今回の全国学力テストは、システムへの負荷を考慮し、予備日を含む4月20日から24日までの期間に各学校を振り分けて実施された。参加した9041校(27日時点)からの報告によると、期間内にテストを終了したのは8992校であった。実施できなかった49校のうち、通信不具合や端末エラーが7校、その他の要因としては学校行事との重複、感染症による休校、日程の誤認などが挙げられている。
トラブル発生状況
テストを受けた生徒は推計87万3000人に上り、そのうち端末の不具合などのトラブルが発生した生徒は2224人であった。文科省はこれらの問題について、今後の改善点として検討する方針を示している。
今後の課題
オンライン形式の導入は、デジタル化の推進や公平な評価の観点から期待される一方で、通信環境の整備や端末の安定性など、技術面での課題が浮き彫りとなった。文科省は、今回の結果を踏まえ、次回以降のテスト実施に向けて、学校や教育委員会と連携し、システムの改善や事前の動作確認を徹底する方針である。



