長崎県佐世保市の市立大久保小学校で2004年6月1日、当時6年生だった御手洗怜美さん(12)が同級生の女児に殺害された事件から22年が経過した1日、同校で命の尊さについて考える全校集会が開催された。
校長が呼びかけ、児童が決意表明
集会の冒頭、山口伸一郎校長は講話で「たった一つしかない命を大切にし、周囲の人々に感謝の気持ちを持って生きていきましょう」と児童らに呼びかけた。その後、参加者全員で黙とうを捧げ、犠牲となった御手洗さんを追悼した。
続いて、各学年の代表児童が「いじめや差別のない優しい心を持ちたい」「自分の命も友達の命も大切にします」などと、命の大切さや思いやりに関する決意の言葉を発表した。児童らは真剣な表情で話を聞き、命の重みを改めて感じている様子だった。
事件の概要とその後の経過
事件は2004年6月1日午後、校舎3階の学習ルームで発生。女児がカッターナイフで御手洗さんの首などを切りつけ、殺害した。女児は少年審判を経て児童自立支援施設に送られ、現在も更生に向けた支援が続けられている。
同校では毎年この日に全校集会を開き、事件の風化を防ぐとともに、命の大切さや思いやりの心を育む取り組みを続けている。今年も多くの児童が参加し、静かに祈りを捧げた。



