大型連休序盤の早朝、東京・福生市の住宅街で事件は起きた。男は自宅から飛び出し、「うるせーんだよ」と叫びながら、少年たちに金づちを振り下ろした。駆けつけた警察官にナイフを向け、液体を噴霧。その後、自宅裏口から抜け出し、57時間に及ぶ逃走を開始した。
事件の背景
米軍基地で知られる福生市。4月29日午前6時半過ぎ、住宅街の焼き肉店駐車場に、男子高校生を含むグループが集まっていた。向かいには職業不詳の男(44)と80代の母親が住む家がある。
母親の不安
「声がうるさい」と感じた母親は外に出て注意したが、少年らはその場に留まった。再度注意しても状況は変わらず、母親の脳裏を2年半前の「事件」がよぎった。それが、3回目の注意へとつながった。母親は恐怖を感じ、男に助けを求めた。
男は激高し、金づちを持って外に出た。少年らは逃げたが、一人が肩を打たれた。通報で警察官が到着すると、男はナイフを向け、液体を噴霧。その後、裏口から逃走した。
逃走の経緯
男は逃走中、複数の場所に潜伏。57時間後、埼玉県内で確保された。捜査関係者によると、男は「騒音に我慢できなかった」と供述している。
母親は「以前から騒音トラブルに悩まされ、引っ越しも考えた」と話す。近隣住民は「静かな地域で、こんな事件は初めて」と驚きを隠せない。
事件を受け、警察は周辺の警戒を強化。福生市は「地域の安全確保に努める」とコメントしている。男の動機や背景について、さらなる捜査が進められている。



