広島原爆供養塔で被爆者52人の遺髪を確認、DNA鑑定で新たな身元特定へ
原爆供養塔に被爆者52人の遺髪、DNA鑑定で身元特定へ

広島市が原爆供養塔で被爆者52人分の遺髪を確認、DNA鑑定で身元特定の可能性

広島市は3月19日、平和記念公園内にある原爆供養塔において、身元が特定されていない被爆者らの遺骨を安置する中で、被爆者52人分の遺髪が納められていることを確認したと発表しました。この発見は、約40年ぶりに行われた骨つぼの再点検作業の中で明らかになったものです。

DNA鑑定で1柱の身元が判明、さらなる特定へ

昨年、市は初めて遺髪のDNA型鑑定を実施し、その結果、遺骨1柱の身元が判明しました。これを受けて、広島市は遺族からの要望があれば、今後もDNA型鑑定を進める方針を明確にしており、新たな身元の特定につながる可能性が高まっています。

原爆供養塔には、現在約7万柱の遺骨が納められていますが、その中でも氏名などの手がかりがあるものの、引き取り手が見つかっていない813柱全てを対象に再点検が行われました。点検期間は2月4日から3月19日までで、これまで遺髪が残されているとみられていたのは10人程度でしたが、今回の調査で52人分に大幅に上ることが分かりました

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遺髪は封筒に納められ、詳細な記載も

確認された遺髪は、封筒などに丁寧に納められており、一部には氏名や「陸軍」といった記載もあったと報告されています。このような詳細な情報は、今後の身元特定作業において重要な手がかりとなることが期待されます。

広島市の関係者は、「この発見は、被爆者の尊厳を守り、遺族の悲しみに寄り添うための一歩です。DNA鑑定を通じて、より多くの方の身元が明らかになることを願っています」とコメントしています。今回の点検結果は、戦後長年にわたる未解決の問題に光を当て、平和への思いを新たにする機会となりそうです。

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