藤枝市の殺人未遂事件、検察が懲役5年求刑 弁護側は心神喪失で無罪主張
藤枝市殺人未遂、検察懲役5年求刑 弁護側無罪主張

静岡県藤枝市で2022年、当時10代の男性2人が乗っていたバイクに軽乗用車で衝突したとして、殺人未遂と暴行の罪に問われた西海弘晃被告(40)の裁判員裁判が10日、静岡地裁(丹羽芳徳裁判長)で行われた。検察側は懲役5年を求刑し、弁護側は事実を認めた上で心神喪失による無罪を主張して結審した。判決は22日に言い渡される。勾留中の被告は出廷しなかった。

検察側の主張

検察側は論告で、西海被告が交通トラブルになった男性らに対し、追い抜き妨害などの段階を踏んで犯行に及んだと指摘し、「前後の状況を認識し、正常な心理で行動していた」と述べた。また、犯行後に警察官に「ブレーキとアクセルを間違えた」と説明していたことから、「自身の行為が悪いことと認識していた」と非難した。

弁護側の反論

弁護側は、発達障害と統合失調症のある西海被告が、被害者ら4人が分乗する車とバイクに囲まれて怒鳴られるなどして「ストレスフルな状況に追い込まれ、適切な思考が不可能になった」と反論。「動機は理解不能で責任能力はない。統合失調症は増悪しており、速やかに医療を受けさせるべきだ」と述べた。

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起訴状などによると、事件は2022年4月28日午後6時ごろ、藤枝市の路上で発生。当時10代の男性2人が乗っていたバイクに殺意を持って軽乗用車で衝突し、2人にけがを負わせたほか、歩道にいた2人の目前まで車を近づけ、回避を余儀なくさせたとされる。

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